お酒の話 すこやか《院長の独り言》|おおはらクリニック

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福岡市南区大橋の内科・循環器内科クリニック
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お酒の話 すこやか《院長の独り言》

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お酒の話

病気と健康の境目 (4)お酒の話



白状しますが、私はお酒が好きです。ストレスと疲れが取れてゆったりとした気分になります。でもゆったり感を通り越して量が過ぎたときは後悔します。 日本人にはアルコールに弱い体質の人が多く、この恩恵にあずかれない人もいます。悪酔いやひどい二日酔いになりやすく、逆に白人より慢性アルコール中毒が少ないのも事実です。
酒が飲めるからエライ訳ではありません。


けっして良い味とはいえないのに、どうしてお酒はおいしいのでしょうか。脳が楽になり「キモチイイ」記憶がそう感じさせるのだと思います。 お酒の効用は軽いマヒ状態で、身も心も弛緩する事にあります。物言わぬは腹膨るる業なり、と古人も言う様にストレスは飲み込んでも消化できません。溜めれば必ずどこかに噴出してなにかを傷つけます。傷つくのが本人でなければ、周囲の人かもしれません。
爆発する前にガス抜きをして弛緩しましょう。


飲酒だけがガス抜きの方法ではありません。一日にひとつだけ、必ず自分にご褒美をあげましょう。お気に入りの音楽を聴く、ゴルフの打ちっぱなしに行く、空や星をながめて散歩する、大好物を食べる、他人に迷惑をかけなければなんでも良いでしょう。

もう一つ、その日にあった良かったことを些細な事でかまいません、五つ以上思い出しましょう。きれいなお肉が安く買えたとか、タイミングよく信号を通過できたとか、溜まっていたゴミ出しが出来た、など前向きにとらえた小さな事を明確にイメージしてみましょう。
意外と効果ありますよ。


毎日少量の晩酌をする人は、まったくお酒を飲まない人より生命予後が良い、つまり長生きすることが学問的に証明されています。量は日本酒で0.5合(5勺)程度、多くてもせいぜい1合まで。ストレスの発散が最も関与していると言われています。
しかし百薬の長も度が過ぎれば害にしかなりません。


おおはらクリニック 大原 元太

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